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心臓と病気
心臓の病気の前に、心臓の仕組みについて理解しましょう。心臓は、全身に血液を循環させるポンプの働きをしています。心臓の内部は、右心房・右心室・左心房・左心室という4つの部屋に分かれています。
身体の中を流れてきた血液は、心臓の右心房に集められ、右心室を通ってから肺に送り出されます。肺で酸素を十分に得た血液は再び心臓へと戻ってきて左心房に集められ、左心室から全身へ向けて送り出されます。
心臓は、全身の隅々まで血液を送るために、心臓自体の筋肉の力でリズミカルに拡張と収縮を繰り返し、勢いよく血液を送り出しています。人間の身体は血液が運ぶ栄養と酸素を常に必要としています。そのために、心臓は、人間の意思や睡眠とも関係なく、絶え間なく動き続けます。
心臓は胸の中心やや左寄りにありますが、胸には心臓の他に胸壁に包まれて、肺、食道、大動脈などの重要臓器が存在し、いずれも「胸痛」の原因となりえます。さらに、腹部の臓器の病気も「胸痛」の原因となることがあります。
したがって「胸痛」=「心臓の病気」とは限りませんが、肺や大動脈の病気にしても、生命にかかわる病気の可能性があることに違いはないです。何か異常を感じたら、信頼できる医療機関への受診をすることがたいせつでしょう。
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狭心症と心筋梗塞
心臓の病気として、狭心症と心筋梗塞をみてみましょう。いわゆる心臓発作といわれるのは、心筋梗塞のことをさしています。狭心症も心筋梗塞も、心臓のあたり=胸のあたりに圧迫感を感じます。両者の違いは、その痛みの程度と痛みが続く時間の違いです。
心筋梗塞の痛みの場合は、「心臓に万力をかけられたような痛み」「あぶら汗が出てくるほどの痛み」といわれています。実際あぶら汗を流して倒れる人もいます。
痛みの継続時間は、狭心症の場合は5分程度、長くても15分。心筋梗塞の場合は、30分以上といわれています。15分から30分の間は、グレーゾーン、狭心症よりは心筋梗塞に近いといえます。
狭心症と心筋梗塞の決定的な違いは、狭心症を治める薬、ニトロが効くかどうか。この薬は、心臓の血管を拡げる作用がありますが、この薬が効けば狭心症。薬が効かない場合は、心筋梗塞の可能性が高くなります。
狭心症よりも心筋梗塞の方がたいへんな病気といわれるのは、心臓の筋肉は自動で動いてくれていますが、血液が20分以上流れないとその部分の筋肉が壊死してしまうからです。よって心筋梗塞であれ、狭心症であれ、発作を起こした場合は、即薬を服用し病院にかかることが重要です。

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