キッズダンスの衣装として大人気のサルエルパンツ。サルエルパンツってどんなパンツかご存知ですか? サルエルパンツは一言でいうなら「MCハマー」のようなパンツ。MCハマーを知らない時代の人なら、アラビアン系をイメージさせるパンツで、「アラジンパンツ」といった方がわかりやすいかもしれませんね。サルエルパンツはバルーン状になっていて、裾の部分がキュッとしまっているデザインのパンツです。

 

サルエルパンツを見て中東文化をイメージする人が多いように、サルエルパンツはもともとはイスラム圏の国々で着用されていた民族衣装だったようです。地球がグローバルになってエスニックな衣装や文化があちこちに伝わる中で、サルエルパンツもファッションのひとつとして人気が広まっていったようです。1970年代〜80年代にかけては普段のファッションとして流行したこともあるサルエルパンツですが、最近ではキッズダンスなどヒップホップ系のダンスシーンで見かける事の方が圧倒的に多くなっています。

 

キッズダンスを踊る時には、手足の動きを邪魔するようなスタイルの服はNG。しかし、サルエルパンツならダンスを踊って股を大きく開いても動きを邪魔しないようなデザインになっているだけでなく、股を開くとサルエルパンツが孔雀のようにパッと開いて存在感をアピールしてくれるので、キッズダンスシーンでは大人気の衣装となっています。

 

キッズダンスで着用するサルエルパンツの中でも、キッズに大人気なのは絞り染めのカラフルなパンツ。キッズダンス衣装を取扱っているショップでは、キッズのサイズに合わせてたくさんの絞り染め系サルエルパンツがラインナップされていたりするようです。

 

サルエルパンツは股上が深いので、パンツを履いた時に安定感があるのが特徴。キッズダンサーの中には、パンツをローライズのようにはいてファッションを楽しむ子供もいるようで、自分なりにいろいろは着こなし方を研究できるのもサルエルパンツの魅力かもしれませんね。