見ているよりも実際に踊ってみると、驚くほどに筋力や柔軟性が必要となるブレイクダンスは、アクロバット的な要素やスキルも必要となるダンススタイルです。技術がアップしてくると、腕だけで体重を支えたり、さかさまになったりクルクル回ったりしたり、普段の生活では必要としなような筋肉もすべて総動員して駆使することになります。ブレイクダンスのために筋トレをして、難しい技術を上手に踊れるように努力する人も多いのですが、具体的にはどんな筋トレをすればブレイクダンスに役立つのでしょうか?

 

■倒立
倒立ができると、ブレイクダンスでは動きの幅がぐんと広がります。最初は壁に向かって倒立の練習をするのも良いですが、慣れてきたら何もない所でも体がまっすぐに倒立できるようにしましょう。体のバランスをるには、足を前後左右に少し開いたりするのもおすすめです。ブレイクダンスではフリーズというテクニックも使うので、倒立もフリーズした状態に耐えられるように3分ぐらい続けられるように練習するとよいでしょう。

 

■懸垂
腕の筋力がとても大切なブレイクダンスでは、ハイレベルな技術になると、腕の筋力だけで体を支えたりする「見せ場」も出てきます。腕の筋力をアップするのに理想的な筋トレは、やはり懸垂。身長よりも高い位置にある鉄棒を使ってぶら下がり、その状態で売れを伸ばしたりちぢめたりの懸垂を行います。鉄棒が近くにない場合には、サッカーのゴールポストを利用したり、滑り台の高くなっている部分を利用したり、ぶら下がれるものを利用すると良いでしょう。目安としては10回から20回程度です。

 

■チェア
いきなり初心者でチェアができる人は、ブレイクダンスの天才ぐらいだと思います。体をさかさまにした状態で上でだけで体を支えるチェアのポーズは、ブレイクダンスの中では「基本」と言われているテクニック。鏡を見ながら何回でも練習するようにしましょう。

 

その他にも、スピンタワーや下駄足、チェアハンドなどたくさんの筋トレがあります。自分自身のレベルに合わせて少しずつトレーニングの幅を増やしてくださいね。