実際に踊ってみると驚くほどの筋量や柔軟性の必要さを実感することができるブレイクダンス。もともとストリート系のダンススタイルとして確立されたためでしょうか、お手本となる動きや、代表的なナンバーなど決まった振り付けは特になく、一つ一つの技をコラボレーションさせながら、自分だけのオリジナルダンスを作っていくのが、このダンススタイルの醍醐味となります。

 

ブレイクダンスの技には、初心者でも比較的簡単にマスターできるものもあれば、かなりの筋トレや練習をしてもなかなか成功しないような難易度が高いテクニックまでたくさんの技がラインナップされています。立ったままで踊る技もあれば、回転したりさかさまになったりしながら踊るものもアリ。ここでは、いくつかの代表的な技をご紹介しましょう。

 

■チェア ブレイクダンスと言えば、ぜひマスターしたいのがこの技。両手と頭で体を支えながら、バランスを取りながら恰好よくポーズを決めるこの技は、初心者でも何回か練習すればマスターできそうな技。ただし、腕の筋肉がないと腕で体重を支えることができないので、上半身の筋トレが必要不可欠な技です。立ったまま踊るブレイクダンスよりも、このようにアクロバット的な動きも取り入れたほうが、格好良く大きく踊ることができますね。

 

■ハローバック ブレイクダンスの技の中ではかなり難易度が高いのが難点ですが、この技を決めることができればエンターテイメント的な要素は満点。逆立ちするような感じでブリッジを作ると思いきや、ブリッジの足がついているわけではなく、両腕だけで体重だけでなくハローバックのバランスを支えなければいけません。いきなり固い床で練習すると危険なので、ヨガマットなどをしいて安全な場所で練習しましょう。

 

その他にも、ブレイクダンスには、ウィンドミル、ジョーダン、トーマス、マックス、スワイプス、1990、ステッピン、ジャックハンマーなどの技がずらりとラインナップされています。自分の技術力に合わせて練習しながら、いろいろなテクニックを組み合わせてくださいね。