日本では老若男女に大人気のスポーツとして知られているサッカーですが、サッカーにはボールのテクニックだけではなく、持久力やスタミナが必要になります。どんなにテクニックがあってもスタミナがなければサッカーのゲーム時間内にダウンしてしまいますし、そうなってしまえばせっかくのテクニックも水の泡ですよね。そのため、サッカーをたしなむ選手たちは、日々スタミナをつけるためのフィジカルトレーニングに励んでいるわけです。

 

サッカー選手には、マラソン選手並みの持久力やスタミナが要求されます。広大なフィールドの中をボールを追いかけて走り続けるためには、どのようなフィジカルトレーニングをすればよいのでしょうか?

 

フルマラソンで42.195キロを完走するマラソン選手でも、普段からそんな長距離を走り続けるトレーニングをしているわけではありません。多くの場合、数キロ単位のインターバルでのトレーニングを行っています。サッカーの場合には、インターバルは600メートルから1キロぐらいに設定し、トータルで5キロぐらい走るようなフィジカルトレーニングを行うと良いでしょう。このインターバルは、全てが600メートルでも良いですし、1キロのインターバルを5本走り込むのもOK。ただ走るだけではなく、サッカーボールを蹴りながら走れば、サッカーテクニックの訓練にもなるので一石二鳥ですね。

 

ただし、ここで気を付けたい点があります。インターバルを決めて走り込むフィジカルトレーニングの場合には、最初と最後はボールを蹴らずに全力疾走するトレーニングも必ず行うようにしましょう。ボールをドリブルしながら走るのと、全力疾走とでは走るスピードが異なりますし、体にかかる負荷も異なります。ボールを蹴りながらだけのトレーニングでは、スタミナや持久力を思うようにつけることができないので、全力ダッシュと合わせながら練習するのがおすすめです。

 

もちろん、5キロというトレーニング距離は、その人の体重や体力によってもキツさが異なります。体力があったり体重が軽めの人の場合には、距離を少し伸ばしたトレーニングをするのも良いでしょう。