これまで体幹トレーニングをした事がない人にとっては、体のゆがみを矯正してバランスを改善するといっても、なかなか最初から上手にできない事も多いものです。頭では理解していても、日常生活の中で慢性的になってしまったゆがみは、意識してもなかなか改善できない事も少なくありません。そんな方におすすめの体幹トレーニングの一つにバランスボールがあります。

 

バランスボールを使った体幹トレーニングを行なう際には、まず最初に自分の体にあったサイズのボールを選ぶ事からはじめましょう。ボールの大きさは小さなものから大きなものまでありますが、基本的にはボールの上に座った時に、膝が直角に曲がるぐらいのサイズが理想的と言われています。目安としては、身長165センチ以下ならボールサイズは55センチ、175センチ以上の長身の人でもサイズは75センチぐらいが良いでしょう。ちょうど良い大きさが見つからない場合には、ボールの空気を少し抜いたりして調整する事もできます。

 

バランスボールには、サイズだけではなくいろいろなタイプがあります。例えば、体重が気になる人には、耐荷重がおおきく設計されているものもあり、体重200キロまで耐える事ができるタイプなどもあります。体重が気になる場合には、耐荷重をチェックしてボール選ぶをするのもお勧めです。

 

また、バランスボールは少しぐらいの衝撃では穴が開いたりパンクする事がないように設計されていますが、それでもやっぱり心配という事もあるかもしれませんね。そんな時には、ノーバーストタイプと呼ばれるパンクしないバランスボールがおすすめです。穴が開くとパンクするのは他のボールと同じですが、シューッとゆっくり空気が抜けてくれるので安全度が高いのが特徴です。少し価格は高いようですが、安全性を重視したい人は、そうしたタイプも良いかもしれませんね。

 

バランスボールを使った体幹トレーニングは、ボールの上に座っているだけでも体のバランスを改善する効果があります。もっと高レベルなトレーニングをしたい場合には、ボールを床にみたてて腕立て伏せをしたり、仰向けになって両足でボールを持ち上げる運動などをするのも良いでしょう。