腕立て伏せでは、上腕三頭筋と大胸筋、そして肩のあたりの三角筋を鍛えることができます。腕立て伏せといってもいろいろなアレンジがあり、どんなアレンジをするかによって鍛えられる部位が少し異なるのが特徴です。胸筋をきたえたい場合には、どんな腕立て伏せのアレンジをすればよいのでしょうか?

 

大胸筋を鍛えると、胸の部分の余計な脂肪を燃焼できるため、マッチョな分厚い胸板を作ることができます。男性の場合にはそれでも良いのですが、女性の場合には胸の脂肪が燃焼されてしまうのは嫌なもの。胸筋をきたえることによって胸の部分の筋肉が鍛えられてその上に載っている皮膚や脂肪をリフトアップできるので、女性が胸筋をきたえると、自然なバストアップ効果が期待できます。男性と女性とでは、鍛える目的が異なりますから、腕立て伏せをする際にもカスタマイズしながら理想の体型を手に入れられるような腕立て伏せをすることが必要です。

 

胸の筋肉に確実に負荷をかけることができる腕立て伏せの方法をご紹介しましょう。まずうつぶせになった状態から腕立て伏せのポジションを作っていきます。腕を開く幅は肩よりも少し広めにし、床に着けた手のひらは少し内側を向くようにしておきます。こうすることで、腕立て伏せをした時、ひじを曲げると外側に肘が出るため、大胸筋をきたえやすくなるのです。

 

腕立て伏せの体勢も大切です。肩から足の先まで、できるだけ一直線になるように体制を維持しながら腕立て伏せを行うようにしましょう。慣れないうちは、お尻が下に下がってしまったり、きつくなるとお尻を無意識のうちに高くして負荷を軽減しようとしてしまうかもしれません。

 

鏡の横で腕立て伏せをするのも良いのですが、自宅の床でトレーニングする時に鏡で全身を映せる人はそれほど多くないので、感覚で身体が一直線になっているかどうかを意識しながら行うこともおすすめです。腹筋に最も負荷がかかる体勢の時は、体が一直線に近い状態になっていることが多いので、腹筋にかかる負荷を目安にするのも良いかもしれませんね。