自分はロックミュージシャンを長年やってましてお恥ずかしながら「不健康」というものを極めてしまいましたが、フィットネスクラブとの出会いにより「健康」というものを今は取り戻しました〜!!v(^o^ ) ・・・というか取り戻しつつありますね。健康体という人間としての「完全体」への道を歩んでいるといった感じです。完全体というのもドラゴンボールのセルのようなイメージですがw、やっぱ「健康体」というのが人間としての本来あるべき姿だと思うんですよね。「健康体」であれば何でもできますし、楽しいこともいっぱい溢れ出すと思いますし。

 

フィットネスクラブに通うという効能は、運動などして健康になるというよりは、それをきっかけにして自分の体を意識し出すという事の方が大きいですね。今まで考えもしなかった「健康」というものを非常に気にかけてきますよ。やっぱさ、体に悪いことを何にも考えずにやってちゃ生きてちゃダメだと思ってくるんですよね〜。

 

高精度体内成分測定器であるインボディで身体を調べたり、人間ドックをやるよりさ、フィットネスクラブで走ったりするだけで自身がこれまでどれだけ不健康な生活をしてきたか身にしみて分かりましたもん。。。フィットネスクラブへ通いだした当初はホント実感がありました。フィットネスクラブに通いだしたことが仮面ライダーじゃないけど「変身」のきっかけになったと思いますよ。または不良少年じゃないけど「更正」のきっかけになりましたよw

 

大きかったのは10数年吸い続けたタバコをやめた事。あと外で飲むっていうのもかなり少なくなりましたね。外で飲むっていうことは二次回、三次会当たり前でしょ、それも浴びるように飲むっていう。これを昔は週に5回とかで飲んでた時期あったんですよ。とにかくもうね10数年一日も休まず飲料水が"ビール"っていうほどトンデモないほど飲み続けてきましたからね。その間、休肝日というのはホント数えるほどしかなかったです。冗談抜きで、数えたら両手の指で足りますね・・・(大汗)

 

「いつ何時でも戦う準備がある」と言ったのは燃える闘魂アントニオ猪木ですが、自分の場合は「いつ何時でも飲む準備がある」で10数年生きて来ました(苦笑) 風邪ひいて熱が出てうなされてても景気づけにビール飲んでましたからね。もちろん良いことがあったら当然のように飲むし、悪いことがあっても気晴らしに飲むし、何でもなくても景気づけに飲むという感じで、とにかく何かにつけて飲んでたんですよ。外に飲みに行かなくても晩酌だ〜とか言ってね、夕飯には必ず「ビール」がないと気が済まなかったですからね。ご飯がメインじゃなくてビールがメイン、ビールが主食といった感じでそのおかずがご飯なんですよねw

 

今から考えるとトンデモないですよね。飲まなかったのはインフルエンザで40度近くの熱が出て動けなかった時や「尿管結石」で入院した時くらいだけですよ。いやホ〜ントだよ、これ。10数年間本当にそういった生活してたんですよ。肝臓なんておかまいなしといった感じでした、ゴメン肝臓君。。。

 

まぁその「尿管結石」っていうのもさ、結局ビール等のアルコールの飲み過ぎでなったんですよね。結石で二回入院しましたが、もう「死んだ方がよっぽどマシ」と思うくらいの地獄の痛みですよ、あれ! 一回目はあまりの痛さで救急車で運ばれましたもん。二回目はタクシーでアブラ汗掻いて苦しみながら、這うように病院に行きましたからね。まぁ一回目になってさ、そこでアルコールを控えていけば良かったんだけど、直ったら直ったで懲りずにまた今まで通り飲み続けちゃってさ〜、今から思えば本当にアホだよな〜と思いますよ。

 

それで二回目の尿管結石をきっかけにアルコールを控えたかというと、これもぜっんぜん(苦笑) 自分で今ここに書くのが凄く恥ずかしいというか認めたくないというかイヤなんだけど、もうなんかね酒を飲むことが習慣化したアル中のような感じになってたんじゃないかと思います。いや、遠回しに言うのもなんだから思い切ってハッキリ言います、こりゃ「アル中」以外の何ものでもないですよ(爆) あ〜言っちゃった、絶対自分では認めたくなかった事を言っちゃったよ〜、ヤダな〜〜〜 まぁあんまり飲みたくない時でも気分転換とか景気づけとか飲まなきゃ始まらないよとか言って飲んでたから、こりゃ認めるしかないよね^^;

 

思い返してみると10代後半から20代全般を走り続けてきたロックミュージシャン時代が一番飲んでたし、不健康・不摂生・不規則な生活をこれでもかと極めてましたね。とんでもないですよ。籍を置いてたようなだけの大学時代も軽音楽部(別名ロックバンド部と言う)の部長やってたり学外でもプロ志向バンドやっていまして、ほとんどロック漬けの不健康生活でしたね。分かっちゃいるけど(不健康が)やめられないといった感じでしたw ロック一本になった卒業後はもう不健康一直線でしたよ。

 

まぁ「ロック=不健康」という方程式がありまして、不健康じゃなきゃロッカー失格という空気が確かにその世界にはあったんですよ。ロックをやるなら不健康にならなければという強迫観念がやっぱりね、ロックやり出すと頭に取り憑くんです。だから無理してでも不健康・不摂生・不規則な生活しようという気持ちが働くんです、アホですね〜。

 

そしてそんな不健康生活がね、ミュージシャン仲間の間では「自慢話」や「武勇伝」のように話されていたんですね。ミュージシャンだったらどうせなら「のど自慢」をしなきゃいけないのにw、「不健康自慢」ですからね、どうしようもないですよ。友達でロックバンドのボーカルやってたやつがいたんだけど、年季の入った不健康生活しているのに気合い入れて熱くなって歌を歌い続けていたから、肺に穴が開いちゃったんだよね。もちろん入院して手術になったよ。歌も結構うまかったんだけど、不健康生活しているのにライブやレコーディングで肺を酷使(ボーカリストはかなり肺活量を使います)しちゃったからそうなったんだと思う。その後再起は無理でしたね。。。

 

それでロッカー時代どういう生活をしてたかというと、とにかくもうねアルコール漬けといった感じでしたね。週に5回くらいは飲みに行ってたかな。ロックミュージシャン時代は東京に居たもんで、幸か不幸か飲み屋には困らなかったヨ! スタジオでのバンド練習・リハーサルが終わったら「ミーティングだ〜」とか理由付けて飲みに行ってたし、ライブが終わったら当然のように「打ち上げだ〜」とか言ってガッブガブ飲んでたし、友達のライブに呼ばれたら当然その打ち上げに乗り込んでいって飲んでたし、ロック仲間やロック友達と会ったり遊んだりする時は必ずと言っていいほど飲み屋だし、とにかくとんでもないほど飲んでたよ。おまけにみんながみんなこれでもかとタバコも吸うので、モクモクの煙の中で飲むことになるんですわ。も〜うその状況はもっの凄い不健康!!

 

うんでロックの人たちは「朝まで飲む」のが定番だったんだよね。何が何でも朝まで飲んで始発電車で帰るパターンばっかり。自分は酒もかなり飲んだけど、この朝まで飲むというのがどうも好きになれなくて遅くとも終電までには帰ってたんだけど、今考えるとこれやらなくてだいぶ今助かったかなと思う。

 

まぁたまにはですね、飲んで帰ってきて、家でくつろぎながらまた飲んでたら、深夜12時頃ロック友達から今近くの飲み屋で飲んでるから来てねと電話かかってきて、うんでまた自転車で深夜飲みに出かけるといった事もありましたよ(苦笑) なぜにそこまで飲まなきゃいけないのか!? 今考えると自分でも分かりません。。。これじゃ「アル中」になってもおかしくはな〜いですネ! 

 

おまけにさ、酒は飲むんだけどロックで夢を追っていると当然「貧乏暮らし」になるんだよね。まぁこれはロックじゃなくても、役者やボクサーや漫画家や芸人なんかで夢を追っている人たちの駆け出し時代は例外なく「貧乏暮らし」になります。自分もいろんな東京の最底辺で生きる夢追い人の友達がいましたけど、み〜んな貧乏だったね。テレビで芸能人の地獄の貧乏生活駆け出し時代という話をよくやっているけど、あれ作り話ではなく本当の本当! 社会に属さずに夢を追って生きている人間は、ある程度売れるまでは絶対に貧乏生活になるんですよ。だからみ〜んなロクなもん食ってなかったよ。

 

金がなくなるとご飯にフリカケだけかけて食べるはめになったり、そのうちフリカケもなくなると塩だけかけて食べたり、米もなくなれば食わないでバイト代入るまで頑張ったり(苦笑)、そんなのばっか!

 

一度こんなこともやったことあるよ。どうしてもカツ丼・・・いやその時の状況から言うと呼び捨てにはできないな・・・どうしても「カツ丼様」が食べたくなってさ(笑)、でも金もないからそんな『高級な物』はとうてい食べられないわけですよ。でもどうしても食べたいっちゅうことで思いついたんですよ!! どうしたかというとコンビニ行ってさ、駄菓子の30円で売っている「ビッグカツ」というのを買ってきて、それをご飯の上に乗せソースかけて食べました、一応ソースカツ丼のできあがりです・・・。

 

まぁね、うん、実際のカツにはそりゃあ味はだいぶ劣りますけどね、駄菓子でも歯ごたえだけは「カツ」に近いものがあったのである程度は満足しましたよ♪ そんなうまい物ではないですけど、興味があったらみなさんも今度挑戦してみてくださいね!

 

このように貧乏生活でロクなもん食ってなかった時代も長かったんだよね。酒やタバコから栄養がとれるわけないのにそっちにばっかり金使っちゃうしでさ、ぜっんぜん自己管理なんかできなかったですよ。なんかねロックミュージシャンやロックファンであったなら、「俺達に明日はない」とかさ「老後を気にして今を生きるなんてカッコ悪いぜ」とかいう言ってみれば『美意識』っちゅうものが確かにあったんですよね。

 

30才過ぎておっさんになってしまうなんて想像もしてないんですよ。ず〜っと若いままで居られると思っている(というか考えないようにしている)脳天気なヤツらばっかりだったな。『人生30年』というね、思想っちゅうのかな、まぁこういう思いを自分も含めみんな持ってたと思います。逆に言えばこう思って生きなければロックじゃないという風潮が確かにありましたね。将来が不安だからといって就職とか保険に入る事など考えていたら、もうロック仲間からは白い目で見られますからね〜。

 

こう書いてるとさ、なんかロックの人達って凄いアブない人だと思われるかも知れませんが、ぜっんぜんそんなことないんでご安心くださいませ。服装・髪型は派手だけどコワイ人なんて一人もいませんでしたよ。みっなさんホント気のいい人たちばかりで、めちゃくちゃ楽しかったですわ。そしてロッカーの中でも外見が派手な人ほど性格は決まっておとなしかったですね。音楽、ロック、楽器、自己表現が大好きな人たちであって、アブない人や悪い人たちはぜんぜんいませんでしたヨ!

 

だから『人生30年』というこんな考えを持って生きているから、ロックのイメージ通りの不健康・不摂生生活を改善もせずずっと続けてしまうんですね。まぁロクなもん食ってないというのは貧乏生活というのもありますけど。

 

食べてるものにしてもさ、食品添加物バリバリのカップラーメンはもちろん、ジャンクフードやインスタント物ばっかりでしたね。野菜なんてほとんど食べてなかったですよ。買ってきて洗って切って食べるのが面倒くさいから、まず自分では食べようとしませんでした。ファミレスのサラダバーでたま〜に食べたくらいです(汗)

 

そんな生活をけっこう続けたかな〜、今考えると恐ろしくなりますよね。まぁ若かったからそんな生活でもなんとか生きてたと思うけど、あの不健康&不摂生生活を今でも続けてたら間違いなく逝ってたと思います。そんな生活してた当時もさ、なんかいつも体の調子が良くなかったですからね〜、そりゃ当たり前だ!!(笑)

 

あとロックミュージシャンという関係上、かなりの不規則生活にもなりましたね。オールナイトでの朝までのレコーディングとかもありかなりハードでしたね。レコーディングというのがすご〜く神経消耗が激しいんですよ。良いプレイを限られた時間の中で残していかなければいけないから、失敗はもちろん許されないし、音源として商品として残すわけだから可能な限りのより良いプレイをしなきゃいけないんです。レコーディング中は神経がず〜っと張りつめた状態でめちゃくちゃ疲れましたね。もう飯とか食うような余裕なかったですもん。レコーディング中に自分たちのバンドが飯の時間取らないでやってたら(というか余裕ないんで食べるという事が頭に浮かんでこないんです)エンジニアの人が怒り出しちゃった時もあってさ(苦笑)、急遽牛丼特盛りを買いに行って献上し、なんとか事なきを得たこともありましたよw

 

それでレコーディング中は食わないで何をやってるかというと、ひたすらタバコ吸ってましたね。神経が張りつめていると、しょっちゅうタバコに火を付けたくなるんです。思うようなプレイができない時のイライラもありますからね、寝不足状態でタバコばっか吸ってましたよ。こんな生活もね、もの凄〜く不健康ですよねぇぇ〜。

 

そしてロックバンドからは引退して東京から地元の石川県に戻ってきてからも、酒・タバコバリバリの同じような生活を続けてしまったんですね。いきなり独立して立ち上げた事業も最初からはうまくいかないし、おまけにプライベートでもきつ〜い事(本に書けば間違いなくかなり売れると思う)があって精神的にもかなりまいっちゃっててさ、それを紛らわすために必要以上に飲んでたような感じです。。。

 

そうこうしているうちに長年の不摂生・飲み過ぎがたたって地獄の痛みを伴う「結石」で入院、そしてそれにも懲りずにまた飲み続けたから二回目の入院ですからね〜。

 

それで今一度考えたんですわ、自分の「夢」というのはロックミュージシャンで成り上がるという一つのテーマが終わって、今後は自身のビジネス、会社、事業をより大きくして行きたかったんですね。そのためには何が重要なのかと考えたらやはり「健康な体」が必要なんですよね。これがなきゃ何もできないしさ。それがフィットネスクラブに通い出す一番のきっかけでした。通いだしてすぐタバコもきっぱりとやめちゃったし♪ 三ヶ月くらいすると体の調子が非常に良くなったのをはっきりと覚えてるよ!

 

でもタバコやめたり食べ物には気を使うようになったけど、ビールや焼酎などのアルコール類はフィットネスクラブへ行きだしても相変わらずガッブガブと飲み続けていたんですね。汗かいた後の一杯はやっぱうまいぜ〜とか言ってさ。タバコやめた反動もあって飲む量も凄くなったかな。うんでそうこうしているうちに、フィットネスクラブで足を伸ばすストレッチをやっていたら「左足の親指」に激痛が走るんですよ。普通にしてたらそれほどでもないんですが、「左足の親指」を伸ばす態勢になった時に痛くて足首を伸ばせないんです。

 

こりゃおかいしいということで調べてみたら『痛風』の症状に酷似していまして(汗)、このまま症状が進行していくと激しい関節痛等でたいへんな事になるらしいんですわ。これも尿路結石と原因が同じでアルコールの飲み過ぎ(特にプリン体が多く含まれるビール)でなるんですよ。尿酸値の検査結果はもちろん高かったですからね、もう痛風(になりかけ)決定おめでとうといった感じ、ぜんぜんめでたくはありませんが^^;

 

ビール等のアルコールを大量に飲んで体内の尿酸が増える事は痛風の原因になるんです。また激しい運動でも尿酸が増えますのでスポーツ選手は痛風に悩まされる人が多いんですよ。それで自分の場合、酒もいっぱい飲めば、格闘技エクササイズ等でめちゃくちゃ激しい運動もしているわけですよ。おまけに尿酸値も「痛風に注意」と言われるほどの高尿酸値の結果が出てしまった・・・これはほぼ間違いなく痛風になりかけているじゃないか〜ということで・・・それをきっかけに飲む量のを控え始めたんです。また「痛風」という病気を調べれば調べるほど身の毛もよだつほどゾッとしてきまして、これはマジでこの飲みまくり生活を続けているとヤバイと思ったんですね。

 

痛風発作などの関節痛で激しい運動が御法度になってしまうと、フィットネスクラブの各種エクササイズも楽しめなくなりますし、まず日常生活が苦しくなってしまいますよ。ビジネスどころじゃなくなりますからね〜。

 

そして飲む量を控えてからは、もちろん足の親指の痛みもいつの間にかなくなりました。ちょっと曲げただけでも激痛が走ってたんですが、その後もうぜんぜん大丈夫! あと「尿路結石」もこれでなる心配がほぼなくなったので、これからは安心して生きられます♪ いつまた突然再発するかと思うと怖かったですからね。

 

このようにフィットネスクラブに通いだし「健康」というものの重要さを意識しだしてこれまでとは見違えるように生活習慣も変わり、不健康・不摂生・不規則な生活を極めましたが今では見違えるほどの健康体になりましたよ♪