肩甲骨がなんとなくゴリゴリしている感じがすることってありませんか?ゴリゴリの原因にはいくつかのタイプがあり、大きく分類すると、肩こりのように筋肉が硬直している原因と、筋肉ではなく骨格に原因がある場合に分類することができます。

 

まず、肩こりのように筋肉が凝って固く硬直してしまっている場合には、生活習慣やクセ、職業などが大きく関係していることが多いようです。肩甲骨周辺の筋肉は、肩や首、背中や腰など周辺の筋肉とつながっていて、周辺の筋肉が凝ってしまうことで、肩甲骨も凝りやすくなってしまいます。また、肩甲骨が凝ってしまうことによって、周辺筋肉にもコリが広がってしまうということも少なくありません。ゴリゴリの原因は筋肉にあるので、マッサージやストレッチなどを頻繁に行いながら、コリをほぐして行くと、少しずつ嫌なゴリゴリ感も解消できるのではないでしょうか。

 

そもそも、筋肉が凝るとゴリゴリしてしまうというのは、筋肉が凝ると、その部分に血液が十分に送られにくくなってしまうから。筋肉が疲労から回復するためには、血液から十分な栄養成分や酸素を受け取らなければいけませんが、筋肉が凝ってしまうと十分な酸素も栄養素も行き渡らなくなってしまうために、ゴリゴリ感がアップしてしまうわけです。そのため、ストレッチやマッサージを出来るだけ早い段階で行うことによって、筋肉がさらに凝ってしまう前に、筋肉が回復しやすい状態を作ることが大切です。

 

ゴリゴリの原因の2つ目は、骨格のゆがみ。骨格のゆがみは、肩甲骨のある上半身だけではなく、下半身のゆがみが原因となることもあります。猫背だったり、姿勢が悪かったり、体の左右や前後どちらかにばかり負担がかかるような座り方や立ち方をしていると、長い期間をかけて骨格は少しずつゆがんでしまいます。骨格がゆがめば、それを支えている筋肉にも無理な負荷がかかって凝りやすくなってしまいますよね。体の筋肉はすべて連動していますし、重たい頭を支えるために、上半身の上部にある肩甲骨もゴリゴリしてしまうのです。