肩甲骨は、上半身の中枢部分に位置していて、頭部や腕の動きをコントロールする働きもしています。普段から体を動かすことが多い日常生活を送っている人なら、肩甲骨も普段の生活の中で十分にほぐれているかもしれませんが、パソコンワークやデスクワークで一日の大半を過ごしている人の多くは、肩甲骨が常に同じポジションで長時間を過ごすため、筋肉が慢性的に凝っているものです。肩甲骨の筋肉は、首や肩、背中の筋肉とも連動しているので、首や背中のコリ、肩こりなどの原因にもなりかねません。こうしたコリを解消したり予防するためには、肩甲骨の筋肉をほぐしてあげることが必要で、その方法中でも有効なのが、マッサージなのです。

 

肩甲骨のマッサージは、肩こりをほぐす目的で行うマッサージの延長として行うことができます。肩のマッサージで十分に肩の筋肉をほぐした後、座った状態で、肩甲骨の中心部分をマッサージでほぐしてあげると良いでしょう。背中の中心には背骨が通っているので、背骨を挟んで肩甲骨と背骨の間を左右バランスよくマッサージするのが効果的です。

 

肩のマッサージなら、肩を体の前後から挟み込むような感じでマッサージできますが、肩甲骨は前後から挟み込むようなマッサージができません。平坦な部分をマッサージしていくわけですが、効果的に筋肉残りをほぐすためには、親指を肩甲骨の内側に食い込ませるような感じで「ツボ押し」的なマッサージを行うと良いみたいですよ。

 

左右の肩甲骨の間には、3つのツボが存在しています。それぞれのツボは、全身の血行を良くしたり、リンパの詰まりを解消して流れを改善してくれる効果が期待できるツボなので、マッサージをしながら、こうしたツボを見つけて効率的に刺激するのもおすすめです。それほど面積が広い部位ではないので、親指を使って筋肉を深くプレスしていくと、そのうちツボにもあたります。背骨の上や肩甲骨の上ではなく、親指がグイグイと奥まで入っていく部分にツボは存在しているので、ツボ探しをしながらマッサージするのも楽しいかもしれませんね。自分では手が届きにくい場所なので、ゴルフボールを床に置き、その上に横になってツボを刺激するマッサージ法もおすすめですよ。