ピラティスのマットは、ヨガスタジオの床に直接寝転がるのが衛生的に心配だから使うというわけではありません。ピラティスのポーズは体の1点や2点などで体重を支えるようなものも多いですし、バランスを崩して床に倒れてしまう事も少なくありません。クッション性のあるマットは、エクササイズ中の怪我や事故などを防いでくれるための大切なアイテム。自宅でピラティスを行う人でも、カーペットなどのクッション性がある床の人はマットを使う必要はありませんが、自宅の床がフローリングの場合には、きちんとマットを使ってエクササイズするようにしてくださいね。

 

ピラティスのマットはヨガのためのマットよりも少し厚めに作られています。ヨガ用マットでもOKですが、あまり厚みが薄いものだとポーズを取る時に痛みを感じることもあるので、最低でも5ミリ以上の厚みがあるマットを選ぶようにしましょう。ピラティスはヨガと比べて仰向けになる事が多いので、実際にマットの上に横になってみて快適棚と感じる厚さのものを選ぶと良いですね。

 

ピラティスのマットは厚みだけでなく、サイズもいろいろあります。基本的にエクササイズのスタイルや難易度によって最低限必要になるマットの大きさは変わってきますが、大きすぎず小さすぎず、自分の好みで選んで良いと思います。マットはいろいろなデザインやカラーがラインナップされているので、ウェアとマッチさせても良いですし、その日の気分で使い分けても楽しそうですね。

 

ただ、ピラティスのマットは素肌に触れるアイテムですし、エクササイズをする時に汗がつきます。そのため、定期的にクリーニングをしたり、汗染みなどがおちにくくなってきたら買い換えるようにしましょう。ショップでは、衛生面の理由からピラティスのマットは返品不可になっている事も多いので、購入前にきちんと厚みや大きさなどはチェックしてくださいね。ネットではイメージがわかない場合には、実際にショップに足を運んで選ぶ事をおススメします。