ダンベル体操では、どのぐらいの重さのダンベルを使うかによって、その体操で筋肉に与えることができる負荷が決まります。重さを重たくすることによって、エクササイズで与える負荷を大きくすることはできますが、間違った方法でエクササイズをしてしまうと、その負荷が関節や靭帯、腱にかかってしまうので、気を付けなければいけません。一方、軽すぎるダンベルを使って体操すると、せっかくダンベルを使っているのに、その運動効果が期待できなくなってしまいます。そのため、ダンベルの重さは、自分の筋力や体力に合わせて、ちょうど適切なものを選ぶのがポイントです。

 

ダンベル体操の重さには、一応目安があります。初めてダンベル体操に挑戦する人の場合には、女性なら1キロぐらいが目安、男性の場合には3キロぐらいの重さを目安にすると良いでしょう。ほとんど体を動かさず、運動をするのも嫌いという女性の場合には、1キロ未満の軽量ダンベルからスタートするのもあり。軽量のものなら100円ショップなどでも販売しているので、リーズナブルに購入するのも良いかもしれませんね。

 

ダンベルの重さは、ダンベル体操に慣れてきて筋肉がついてきたら、少しずつ重くしてあげると良いでしょう。その場合には、いきなり1キロから5キロに重たくするというのではなく、1キロのダンベルを使っていた人なら次は2キロ、さらに慣れてきたら3キロにしてあげるようにしましょう。少しずつ筋肉をその重量に慣れさせていきながら負荷を増やすのがポイントです。

 

運動の種類によってダンベルの重さを調節することもできます。例えば、ただ両手にダンベルを持ってウォーキングしたりジョギングする場合と、ダンベルを持った腕を持ち上げたりする運動では、ひじや手首などの関節にかかる負荷が異なりますし、運動する場合に感じる重さも異なります。運動の種類に合わせた重量のダンベルを使うことで、ケガをすることなく適切な運動効果が期待できます。重さにこだわりすぎないことも必要ですね。