バランスボールと体幹

バランスボールと体幹 [〜バランスボールと身体〜]

体幹とは、私達が立っている時に体を支えている筋肉や、歩いたり走ったり、ボールを投げたりする時に必要となる筋肉などの総称で、体をバランスを保つ働きをしています。この体幹を鍛える事ができるトレーニングは「体幹トレーニング「コアトレーニング」などと呼ばれていて、スポーツを行なう際には基本的な土台となるトレーニングとしても知られています。

体幹を鍛える事はスポーツをしない人にも大きなメリットがあります。体のセンター部分にある腹筋や背筋、手足の筋肉を鍛える事によって体のバランスをとる事ができるだけでなく、骨格の歪みなどを改善する効果も期待できます。それだけではありません。骨を支えているインナーマッスルを鍛える事ができる体幹トレーニングを行なえば、骨をサポートする筋肉力がアップします。腰痛や関節痛などで悩んでいる人でも、体幹トレーニングによって症状が軽減される事も多いようです。

体幹トレーニングにはいろいろな方法がありますが、バランスボールを使ったトレーニングは短時間で効果的なエクササイズができるのが魅力です。バランスボールの上に座って行なうベルビックチルトは骨盤のゆがみを矯正してバランスを整えてくれる効果があるだけでなく、ウエストや背筋、腹筋などを引き締めてくれるのでスリムな腰周りを作る事ができます。

下半身の体幹を強化したい場合には、レッグカールがおススメです。仰向けに寝た状態で両足をそろえてバランスボールの上に置きます。両足のかかとと腹筋に力を入れて、その状態からお尻を持ち上げて見ましょう。左右に体が傾くとボールから落ちてしまうので、体のバランスをとりながらお尻をリフトアップするようにしてくださいね。このレッグカールは体の安定性をアップすることができるだけでなく、普段はあまり使わない太ももの後ろの筋肉を鍛える事ができるエクササイズです。

バランスボールを使った体幹トレーニングをする時には、慣れるまではボールの空気を少し抜いた状態で安定性を高めるのもおススメです。慣れてきたら空気をたっぷり入れれば難易度もアップします。

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