速筋トレーニングとは

速筋トレーニングとは [〜筋トレと筋肉について〜]

速筋トレーニングってご存知ですか?人間の筋肉にもいろいろな種類の筋肉があり、それぞれに異なる働きをしています。働きや機能、場所などによって筋肉の分類方法にもいろいろあります。例えば、筋肉がついている物理的な場所やそれぞれの筋肉の大きさなどによって区別すれば、体のセンター部分に近い場所にある小さなインナーマッスルと、体の表面にある大きなアウターマッスルと言う風に分類する事もできます。

筋肉の中でも、短距離走やウェイトリフティングなどのように瞬発性に優れている筋肉は、速筋と呼ばれています。逆に、ウォーキングやジョギングなど、長時間のトレーニングにもパワーを発揮し続ける事ができる筋肉は、遅筋(ちきん)と呼ばれています。このうち、速筋は、瞬発力があると言うメリットはありますが、筋肉を鍛える時に糖質をエネルギーとして使うため、あまり長時間、そのパワーを維持し続ける事は難しいと言う特徴があります。短距離走の選手が、あの猛烈なスピードを何キロも維持して走り続ける事ができないのは、そのためなのです。

速筋トレーニングをすることは、瞬発力を鍛えることにもつながりますが、ウェイトトレーニングなどを行なって筋肉の量をアップさせたい場合には、この速筋を効果的に鍛えなければいけません。そのため、グッと瞬間的に力を入れて短時間で鍛えるようなタイプのトレーニングをこなしていれば速筋トレーニングとなるので、たっぷりと筋肉がついたマッチョなボディを手に入れる事にもつながります。有酸素運動とは対照的につかわれる「無酸素運動」という種類のトレーニングは速筋トレーニングには効果的なようです。

速筋トレーニングを定期的に行う事で、筋肉のサイズがアップしてきます。そこで必要になるのが、トレーニングによって傷めた筋肉を回復させてあげる時間。速筋トレーニングは毎日ではなく、できれば1日おきぐらいに行なったほうが筋肉のサイズをアップするためには理想的と言われています。毎日トレーニングしたい場合には、鍛える筋肉はローテーションしながら、同じ筋肉を続けて鍛える事がないように気をつけてくださいね。

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