長水路と短水路について

長水路と短水路について [〜知って得する水泳豆知識〜]

水泳大会が行なわれるスイミングプールには、屋内プールもあれば屋外のプールもあります。そして、プールの長さも大会が行なわれる場所によって25メートルプールが使用される事もあれば50メートルプールが使用される大会もあります。25メートルプールを使用して行なわれる水泳競技会は短水路と呼ばれていて、50メートルプールは長水路と呼ばれています。

短水路と長水路とでは、泳ぐ距離は同じでも、ターンの回数などが異なりますから、競泳のタイムを計る場合にも短水路でのタイムと長水路でのタイムと別々に記録されています。タイム的にはどちらのタイムの方が短いと思いますか?ターンの回数が少ない長水路でしょうか?実は、ターンの数が多い短水路でのタイムの方が圧倒的にタイムは短くなります。その理由は、ターンをする時に壁を足でキックするため、ターンをする度にその部分が加速するのでタイムも短縮されると言うわけです。

長水路を持つスイミングプールにもいろいろなタイプがあり、50メートル方向にしか競技ができないタイプのプールもあれば、プールの水深が全体的に深くなっていて、50メートルプールを横方向に使用すれば短水路の競技にも使用できるように工夫されているプールもあるようです。短水路か長水路化は、その会場によって自由に決められるわけではなく、競技大会の種類などによって大会ルールで決められています。50メートルプールで長水路にも短水路にも使用できるプールの水深は2メートル以上という深さがあるプールも多く、水深が3メートル必要になるシンクロナイズドスイミング用のプールとして使用できるようになっている所もあるようです。

公認の競泳大会が行なわれる場合には、プールの長さや幅だけでなく、ターンをした時を水中でチェックしたりタイムを自動的に測定できるタッチ版を設置するための長さがプールの長さに追加されています。つまり、厚さ1センチのタッチ版を設置できるように、25メートルプールなら長さは25メートル1センチになっているというわけですね。

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