体脂肪計は、体内にどのぐらいの割合で脂肪が存在しているかを測定することができる計測器のことで、体重と体脂肪を同時に測定できるタイプのものが多いようです。体重計のように、上に足を乗せるタイプのものもあれば、両手で握って体脂肪を測定できるタイプのものもあります。

 

体脂肪計は、測定する時にかなり弱い交流電流を体内に流し、そのインピーダンスをチェックすることで測定できます。インピーダンスとは、電気の「電圧」と「電流」の比のことですが、物質や成分によって電気を流した際のインピーダンスが異なるという性質を利用したのが、体脂肪計というわけですね。

 

家庭用にもたくさんの体脂肪計が販売されていますが、一つ覚えておきたいのは、家庭用の体脂肪計は、計測する際の条件や環境などが異なるため、必ずしも正確な測定結果が出るというわけではないということです。もちろん、正確な体脂肪でなくても、それに近い数字は出るので、明らかに間違っているというわけではないので、あくまでも目安という感じで使うと良いでしょう。

 

体脂肪計で実際の体脂肪と差が出やすいのは、水分量や骨密度。骨密度は自分自身で何をどうすれば変わるということはありませんが、水分量は、体脂肪測定と大きな関係があります。カラカラに乾燥している肌で測定するよりも、お風呂上りなど、少し湿った感じの肌で測定したほうが、より正確な結果が出るのだとか。肌の乾燥という意味では、高齢者や更年期を迎えた女性の場合には、正しい測定結果が出ないことも多いので、気を付けたほうが良いでしょう。

 

実は、現在世界中に広く普及している家庭用の体脂肪計は、日本が誇る健康機器メーカーのタニタが世界で初めて開発した商品。最近ではタニタ以外のメーカーも家庭用や業務用の体脂肪計をラインナップさせていますが、最新機能を備えた体脂肪計の中には、通信機能を持っていて、計測結果が自動的にアプリへデータ送信される機能を兼ね備えていることもあるようです。

 

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