女性は男性よりも骨が細く筋量も少ないため、体脂肪がタップリついていてもなかなか他人からは分かりにくいという人が多いようです。男性の場合には、ボディビルダーのような職業をしていれば体脂肪率が3%なんて驚異的な数字になることもありますが、女性の場合には、プロのボディビルダーと言っても体脂肪率は10%程度なので、男性ほど体脂肪率を低くすることは、体の構造上、不可能と言っても良いかもしれません。

 

女性の場合、体脂肪率が極端に少ないと言われるレベルが10%〜12%程度。プロのボディビルダーの場合には、このぐらいの体脂肪率でも鍛えているので筋量がついていますが、拒食症の場合には脂肪もなく筋肉もないので、同じ体脂肪率10%でも体型は大きく異なります。

 

ビキニやフィットネスのモデルをする人の体形や、下着のモデルなどをする人の場合には、体脂肪率は15%〜17%程度と言われています。見た目には余計な脂肪がついていなくてすっきりとしたスリムなボディに見えますが、女性の体にとってはこの体脂肪率は不健康なため、生理が止まってしまったり不規則になるという人も多いようです。

 

鍛え抜かれていて余計な脂肪がついていないアスリートたちの場合には、体脂肪率は20%〜25%程度と言われています。目安としては、腹筋がうっすらと目視できるぐらいの体形と考えると良いでしょう。スポーツ選手のように普段からトレーニングをしている人なら、こうした低い体脂肪率も十分に可能ですが、運動することを職業としていない一般人の場合には、体脂肪率25%ぐらいが平均と言われています。ダイエットに励む若い女性の中には、体脂肪率が25%の人も少なくありませんが、一般人の中では「痩せてるね」とよく言われるかどうかを目安とすることもできます。

 

ちなみに、女性で自他ともに肥満と認める体型となるのは、体脂肪率35%程度。ウエストが80センチを超えたり、ヒップが100センチを超えるぐらいになってくると、体脂肪率が35%ぐらいかなと考えると良いでしょう。