有酸素運動は毎日おこなうべきか

有酸素運動は毎日おこなうべきか

ダイエットや生活習慣病の予防や症状軽減のためには有酸素運動が理想的と言われています。そして、毎日の生活習慣の中に取り入れて、必ず毎日欠かさずに行うようにと指導される事も多いのではないでしょうか。しかし、有酸素運動を毎日行うことには賛否両論あり、毎日行うことを推進する専門家もいれば、毎日ではなく頻度は週に3回ぐらいに抑えたほうが良いという専門家もいます。

これはどういうことなのでしょうか。毎日するのは良くないという専門家も、有酸素運動が健康にとって良くないという人はいません。つまり、有酸素運動という運動そのものに健康効果やダイエット効果があることは間違いありません。

しかし、人間の体はどんな環境にも順応できる能力を持っているため、ダイエットや生活習慣病の運動療法のつもりで始めた有酸素運動でも、毎日行っていると体がその環境に慣れてしまい、その運動も含めて健康管理やエネルギー燃焼管理が行われるようになります。それまで慢性的な運動不足だったりする人なら、有酸素運動を始めたばかりの時には驚くほどに体重が減りますし、脂肪もかなり効率的に燃焼されるので、スッキリスリムな体型へと改善することができるでしょう。しかし、毎日続けていると、体がそれになれるので、トレーニングを始めたころと同じペースでは体重も落ちませんし、体脂肪も燃焼しにくくなってしまいます。

そして、そんな時に目標を達成したりして有酸素運動をやめてしまうと、それまでは有酸素運動によって燃焼できていたエネルギーが燃焼しきれないまま体内に蓄積されてしまいます。そのため、ダイエットでいうならリバウンド、体型でいえば太りやすい体質になってしまうのです。

これから一生有酸素運動を続けていく人なら、毎日の有酸素運動も良いでしょう。しかし、飽きずにマイペースで続けたい人なら、毎日有酸素運動をする必要はありません。もちろん、健康効果は高いので頻繁に行ったほうが良いのですが、1日おき、2日おきぐらいの頻度に抑えたほうが良いかもしれませんね。

スポンサード リンク

このページのトップへ