年齢別基礎代謝量

年齢別基礎代謝量について

私達が、何もしなくても生きているだけで自動的に消費できるエネルギー量は基礎代謝と呼ばれていて、運動不足の人でも、寝たきりの人でも、内臓機能が動いたり、呼吸をしたり、汗をかいたり、そうした最低限の生命活動の中で毎日一定量のエネルギーを消費しています。基礎代謝量は、ライフスタイルや筋肉量などによって個人差がありますが、年齢や性別などによってある程度の目安をつけることができます。

基礎代謝量は、年齢によって変動することは多くの人が知っています。体の小さな子供なら、食事で摂取するエネルギー量と同じぐらいの基礎代謝が行われているので、食べても太らない体質を維持できるわけです。しかし、大人になるとそういうわけにはいかなくなります。特に30代に突入すると、食べていないつもりでも体がどんどん肥満気味になってしまいませんか?若い頃と同じような食生活をしていると、年齢とともに太りやすくなってしまうのは基礎代謝が低下してしまうからなのです。

それでは年齢によって基礎代謝がどのぐらい下がってしまうのでしょうか?日本人の平均的な体型の人の場合、20代までは一日当たりの基礎代謝量は女性の場合には1210キロカロリー程度、男性なら1550キロカロリー程度と言われています。しかし、50代になることには基礎代謝量は女性で1100キロカロリー、男性で1300キロカロリー程度にまで減少してしまうため、若い頃と同じような食生活をしていたのでは、基礎代謝で燃焼されずに体内に蓄積されてしまうエネルギー量が増えてしまうために肥満になりやすくなるのです。

この数字は、あくまでも平均的な体型の日本人が平均的な生活をしている場合のもの。体重が重い人なら基礎代謝も高くなりますし、ライフスタイルによって筋肉が平均よりも多くついている人なら、基礎代謝も高くなります。年齢とともに基礎代謝が低くなってしまうのは老化現象なので止めることはできません。しかし、生活習慣を工夫することによって消費できるエネルギー量を増やすことは可能です。無理なダイエットをするよりも、体を動かしたりしてエネルギー消費したほうが、人生楽しいと思いませんか?

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