基礎代謝量

基礎代謝量について

「あの人、食べているのに全然太らないのね」なんて他人からうらやましがられる体質の人ってたまにいませんか?ガッツリ食べていて、特に運動をしているわけでもないのに、どういうわけか太りにくいという人の多くは、基礎代謝が高いという特徴があります。基礎代謝とは、人間が一日のうちに何もしなくても自然に消費しているエネルギー量のことで、人間が生きるという生命活動をするために必要なエネルギーです。

例えば、筋肉を動かすとか、睡眠をとるとか、呼吸をしたり、内臓を働かせたり、消化機能や代謝機能を働かせるために必要となるエネルギー量なので、普段どのぐらい運動をしているとか、そういう事とは一切関係ありません。もちろん、運動をすれば基礎代謝で燃焼されるエネルギー量に加えて、運動で燃焼されるエネルギー量なども消費するため、場合によっては食べ物で摂取しているエネルギー量と同じぐらいのエネルギーを消費していたり、場合によっては摂取エネルギーよりも多くを消費していることになるかもしれません。

基礎代謝を決める要素はたくさんあり、年齢や性別、普段どのぐらい体を動かしているか(つまり、筋肉をどのぐらい鍛えているか)などによっても異なります。また、食事で摂取する栄養成分によっても、それを消化代謝するために必要となるエネルギー量は異なるため、専門家でも正確にはっきりとした基礎代謝量を計算することは難しいのではないでしょうか。具体的な数字を知ったところで、それが何になるわけでもありませんから、一般的には基礎代謝はある程度の目安を参考にし、それに合わせたカロリー計算で食事制限をすることが多いようです。

ダイエットをすると、食事制限をして一日に必要な栄養成分すら摂取しなくなってしまう人も少なくありません。しかしこれは注意が必要です。一日に必要なエネルギー量を摂取しないと、身体は摂取された少ない量のエネルギーで何とか全身の機能を維持しようと働くため、結果として基礎代謝も低くなってしまいます。ダイエットのリバウンドで以前よりも体重が増えてしまうのは、そのためです。

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